和歌山が誇る、さいとうたかをの「歴史劇画 大宰相」シリーズ・・・
原作は戸川猪佐武、
今までの近代史といえば、終戦後の日本が、アメリカのマッカーサーに、占領されて新憲法もつくられて、ここまで来たという認識だった!
https://www3.nhk.or.jp/news/special/emperor-showa/articles/about-diary-03.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000260129.pdf
この頃のアメリカ、イギリスは、侵略戦争の真っ只中という感じで、ロシアのウクライナ侵攻なんか生優しいレベル・・・
実際、広島、長崎に落とされた原爆で被爆した人の死者総数は、現在までを含めて50万人超だよ!
総人口7200万人の時代に、空襲と原爆で40万人が惨殺されたようだね?
沖縄返還は1972年・・・
つい最近の、ベトナム戦争、湾岸戦争、イスラム国紛争、勿論、今回のウクライナ侵攻にも、アメリカが深く関わっていることを忘れてはいけない!
ウクライナへ送る、毎月50億ドルという紙幣を刷り続けることが、自国のインフレ、金利上昇に繋がってるし、
相変わらず戦争を長引かせて、食い物にするやり方が、世界のエネルギー問題や物価高、円安、小麦、肥料、食料価格の高騰というような危機を招いているのは、みんな理解しているかな?
ベトナムのように、アメリカを相手にして勝利した国ではない・・・ただ、敗戦国、日本であっても、アメリカの飼い犬に成り下がってはいけないんだよ!!!
平和な時代に、民族や領土問題を超えて、犠牲を最小限に抑えるのは、国家指導者の責任・・・
昭和天皇の役割を、ウクライナで果たすことを出来る人は居なくて、ゼレンスキー大統領は、 東條英機と同レベルの戦争犯罪人だと思う!

麻生太郎の祖父にあたる吉田茂は、この物語と同じ「劇画 小説吉田学校」通り、政治家を育成していく・・・マッカーサー占領政策の自由が利かない中、近代日本の形をつくるために奔走するんだけど、戦争放棄を規定するようなマッカーサー原案の日本国憲法が公布されてから、警察予備隊である今の自衛隊が出来上がった事実!当然、自衛隊に関する憲法の解釈は複雑になるよね?きっかけは、朝鮮戦争が勃発してマッカーサーと占領アメリカ軍が不在になる理由で、急遽、日本の戦力を増強したわけだけど、ベルリンの壁のように、歴史は全て成り行きだ!
マッカーサーは、朝鮮戦争をきっかけとして、トルーマン大統領が中国との戦争を回避するため解任されることに・・・サンフランシスコ講和条約、日米安全保障条約の締結後に、7年間に渡る占領が解かれ、日常を取り戻していくことになったのかな?有名な吉田茂のバカヤロー解散のことがあって、一番最後に策士、三木武吉の執念から鳩山一郎が総理大臣に就任するけど、決断力があって、人情と人間味に溢れる吉田茂は、真の大宰相っていう感じ!
ここら辺までは、策士、三木武吉の物語で、自由党と民主党を統合するような働きかけに、文字通り命を燃やして、癌に冒されながら、現在の自民党の礎を築いていったみたい。所々で泣き出すような鳩山一郎に比べると、肝の座り方が違うよね?日ソ国交回復は戦争終結をしただけで、歯舞、色丹の返還に至らなかったのは残念・・・千島、樺太が日本領土だった時代、サンフランシスコ平和条約以降は、明け渡し続け、ウクライナ侵攻後、北方領土の返還も絶望的になった?当時からロシアは、どさくさに紛れて領土を広げ、交渉に応じる国ではなかった。。。
表紙に使われている、ニクソン大統領と沖縄返還の密約を遂げた佐藤栄作の顔には悪意がある(笑)官僚出身の2人は、良い時代に総理大臣になったけど、自由民主党は分裂と紙一重のような?数の勝負で議員立法や政党運営はやりやすくなるけど、安保闘争のように反対を押し切ってまでやると問題になる!近年では秘密保護法案なんかも、野党、参議院が居ても、世論を無視した法案が通るので、もう一度分裂したらいい!物語の後半、竹下登にされたことを、田中角栄が吉田派の流れをくむ佐藤派解体という形でやってた!こうやって歴史は繰り返されるんだな。
ほとんどが選挙の話で、日本を動かしているのは官僚なんだということが、よく分かった 。中国との国交回復で華々しくスタートを切った田中角栄は、2年と4ヶ月の間に、福田赳夫、三木武夫という「2人のたけお」に翻弄されながら、日本列島改造論に取り組もうとして、道半ばで退陣に追い込まれたけど、そのベースとなった都市政策大綱は、近代日本まで受け継がれて、北海道から九州、四国まで、新幹線と空港、連絡橋で繋がったじゃないか?事細かな心理描写と、時代の記録という意味で、大宰相全十巻は価値のある読み物だと思った!
三木武夫好きだな~この頃の自民党は、総理大臣を狙う野心から、みんな足の引っ張り合いをしながら、分裂しないように党内を纏めることと、国民の世論、選挙の議席数で行く末が決まってたんだね?当時のベトナム戦争が、ロッキード社の不振を招いて、田中角栄の冤罪に繋がったようだけど、終始、田中角栄の金権政治を批判していた三木武夫が、「はしゃぎすぎて」退陣をせまられるのは、やはり闇将軍、田中角栄の影響力・・・国会が大好きだった三木武夫は、権力や金、数の力だけで動く党内を、改革することが出来ずに残念だった!
三木おろしの結果、総理大臣になった福田さんは、欲を出して再選を謀るけど、結局、大平さんを支持する田中角栄の工作に敗れる・・・福田も福田なら大平も大平で、任期を終えても、2期3期と、激動の時代に長期の安定政権を狙うんだよね?自民党単独で過半数を占めていた黄金時代は、分裂の危機と紙一重であって、野望が渦巻く中で福田さんの長男、康夫の解説では、己を捨て、利他の精神に溢れた政治家だったらしいよ!第一号の国民栄誉賞は王貞治、1979年にも御嶽山が噴火してた・・・
大平さんの話が一番長い割に、自分の考えを押し通すことばかり。。。あーうー語調の問答はテレビで見た記憶がある(笑)この頃に、ソ連がアフガニスタンに侵攻して、日本はモスクワオリンピックの参加をボイコットしたんだね?アメリカに右へ倣えというのが常套だったというのも、何だか主体性の無い考えに映るよ。当時、流行した音楽はこちら!
総理大臣就任は運命に左右されるという、当時のジンクス通り、中曽根はまだ早いという状況で、大平の後継を引き受けた心情はどんなものだったんだろう?3公社民営化や行政改革は、鈴木内閣の時から掲げられていたので、時流というものがあって、JR、NTT、JTの発足、国鉄、タバコ、塩の専売公社からの脱却に繋がっていったのかな?鳩山、野田、小泉の郵政民営化と一緒で、一人の力で断行できるものではないというのが、政治だけでない物事の見方・・・ 歴史はこうやって創られていくのだよ!
冒頭の山崎拓の解説が分かり易い!中曽根康弘の巻なのに、登場するのは物語の後半・・・しかも、田中角栄のロッキード事件や関係の無い話ばかりだったので、もうちょっとスポットの当て方を考えて欲しいところだけど、このシリーズは、劇画小説吉田学校の再編ということなので、その辺りは仕方がないことかも? 日本国有鉄道(国鉄)、日本専売公社(専売)、日本電信電話公社(電電)の三公社を民営化という行政改革を断行したのはこの人!
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